なぜ読書が多いと年収が上がるのか?読書と年収の相関関係を解説

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本を沢山読んでいる人は、年収が高そう・・・というイメージを持っている人もいるでしょう。

実際に、そのように言われることは多くあります。

本を読むことは、自分を成長させ、仕事のスキルアップにも役立てられますし、メンタルケア、コミュニケーション力を高められるなど様々な効果があります。

では、本当に読書量が多いと年収はあがるのでしょうか。

この記事では、読書量と年収の関係についてまとめています。

読書量が多いと年収が上がるのは嘘?本当?

読書量が多いと年収があがるのかどうかは、ある調査により明らかになっています。

2009年度にマイナビで行われている「現代人の読書実態調査」によると、読書量が多い世帯のほうが、世帯年収も多くなっているという結果が出ています。



引用:マイナビ│「読書量が多いと年収は高い」は本当か ~過去調査との2時点比較で見る傾向~

また、2021年度も調査が行われており、この調査結果からも読書量が多いほうが年収は高くなっている傾向にあるとされています。

なお、調査結果から、月平均3冊以上の本を読んでいる人は年収1500万円以上ありました。



引用:マイナビ│「読書量が多いと年収は高い」は本当か ~過去調査との2時点比較で見る傾向~

年代別の読書量の傾向



引用:マイナビ│「読書量が多いと年収は高い」は本当か ~過去調査との2時点比較で見る傾向~

読書量は、年代によっても異なってきます。

1ヶ月にどれくらいの本を読んでいるか年代別で調査した結果も出ており、読書量が最も多い年代は60代となっています。

男性の場合は、30代で読書に時間を費やしている人は多く、これはビジネスや経済に関する書籍を読んでいる人が多いです。

仕事やキャリアで役立つ本を選んでいることが分かります。

読書量が少ない年代は、40代~50代の男性や20代~30代の女性です。

40代から50代の男性は、責任のあるポジションについていることが多く、自分の時間をなかなか取れないことが読書量に影響している可能性があります。

また、20代から30代の女性は、仕事と家庭の両立などライフスタイルでの変化が出やすい年代のため、こちらも読書の時間をなかなか取りにくいということが予想されます。

電子書籍の利用が増加



引用:マイナビ│「読書量が多いと年収は高い」は本当か ~過去調査との2時点比較で見る傾向~
近年は、電子書籍の利用者も増加しています。

マイナビが行った読書に関する調査では、読書をする際に、電子書籍を利用しているという人が20代と30代ともに5割を超えていました。

40代や50代でも4割近くの人は電子書籍を利用しているということで、電子書籍利用者が増えていることが分かります。

電子書籍サービスには、サブスク利用できるものもあり、お得に様々な書籍を読めるという点から、サブスク利用者も多いです。

大学生と社会人の平均読書量の違いは?

読書をすることで、様々な知識を得ることができ、世界観を広げ年収アップにもつながるとされているものの、社会人は大学生と比較すると読書時間がなかなか取れないという現実もあります。

学生時代よりも読書時間が減ってしまう理由は、仕事の忙しさなどが挙げられますが、どれくらいの差があるのでしょうか。

大学生の平均読書量

スマートフォンの普及とSNSの利用者増加により、大学生も読書時間は減ってきてしまっています。

電子書籍も含めた1日の平均読書時間は、およそ32.7分となっており、読書を習慣にしている人の読書時間の平均は、65分です。

SNSの平均利用時間は1日3時間となっていますので、読書時間はそれに比べるとかなり少ないです。

社会人の平均読書量

社会人の平均読書時間は、30分未満となっており、30分以上読んでいるという人は、ビジネスパーソンの3割ほどしかいません。

年代や性別によっても読書の時間は異なりますが、大学生よりもさらに読書時間が少なくなってしまっていることが分かります。

1ヶ月に読む本の量も、1冊未満というビジネスパーソンが6割にのぼります。

読書はしたいけれど、その時間と余裕がないという人が多い傾向です。

読書量が多い人の4つの特徴

読書量が多い人は、文章力や読解力、語彙力が高い傾向にあります。

また、本を読むということは、継続力も必要です。

新しいジャンルの本もどんどん読んでいるなら、好奇心も旺盛と言えるでしょう。

読書量が多い人の特徴を詳しくまとめています。

知識量が豊富

読書量が多い人は、知識が豊富です。

本を読むことで様々な情報を得ていますので、語彙力も高いです。

本の内容を理解する読解力も高まりますし、文章の構成なども読むことで覚えることができ、文章力も高まります。

知識が豊富なだけでなく、判断力にも優れていると言えるでしょう。

本を読むことで様々な視点から物事を見ることができるようになるので、あらゆる場面において適切な判断を下しやすくなります。

高い継続力

読書量が多い人は、高い継続力があります。

本を読む際は、長文を理解しなければいけません。

文章の内容が理解できていないと、どのようなことが書かれているのか、何を伝えてくれているのか分からないですし、重要ポイントもおさえることができません。

これらを理解しながら読むということは、とても頭を使います。

また、1冊を読み切るということは、毎日少しずつ読書する習慣がなければできませんので、継続力がなければ、途中で読むのを諦めてしまうでしょう。

好奇心が旺盛

読書量が多い人は、好奇心も旺盛な傾向があります。

様々なジャンルの本を読んでいる場合、より好奇心旺盛と言えるでしょう。

幅広いジャンルに興味を持っていて、新しい知識をどんどん得ているのです。

創造性が豊か

読書量が多い人は、創造性も豊かです。

読書を通して、新しいものの見方や、とらえ方、新しい世界に触れることができているので、創造性が養われています。

ビジネスにおける創造性は、問題を見つける力とそれを解決する力とされていますが、これも本を読むことで養われやすくなります。

上位1%になるための読書量はどのくらい?

読書をすることで収入アップしたいと思った場合、どれくらいの時間本を読めば良いのでしょうか。

自分が属する社会において上位1%の収入を得たいという場合、年間50冊、1週間にして1冊の本を読むことができれば、これが可能になると言われています。

1日に読書に使える時間は限られていますが、それでもこの習慣を行うか行わないかで収入に差が出るとしたら挑戦してみる価値はあります。

では、具体的にどの程度読書をすれば良いのかみていきましょう。

1日1時間読書の時間を作る

収入を増やしたいと思うなら、1日1時間の読書時間をつくりましょう。

1日1時間読めば、1週間に1冊の本を読み切ることが可能とされているため、1日1時間を読書時間の目安にしてください。

月に1冊以上の本を読む

1日1時間本を読めば、週に1冊読めてしまうと言われていますが、できれば1ヶ月に数冊の本は読んでおきたいものです。

もし1週間に1冊読めた場合、1ヶ月で4冊読めることになります。

ただし、それぞれの本でページ数は異なるので、分厚い本だと1ヶ月で読み切れないこともあるでしょう。

まずは1日1時間の読書時間を習慣とし、1ヶ月に1冊以上読めるように取り組んでみるのがおすすめです。

ビジネス書や自己啓発書を読む

書籍には様々な種類があります。

自分が興味のある本を中心に読んでいる人は多いです。

マンガや小説も読書時間として取り入れるのはありですが、年収アップのために本を読むなら、ビジネス書や自己啓発書がおすすめです。

実際に高収入の人が読んでいる本は、ビジネス書や自己啓発書が中心とされています。

これらのジャンルで自分が興味を持つものから読んでみると良いでしょう。

読書量を増やして年収をアップさせよう

読書量が多い人は、年収も高くなる傾向にあるということが分かりました。

必ず年収アップにつながるとは言い切れないものの、読書により様々な知識を得られ、仕事や生活で役立てることができれば、年収アップにつながる可能性は高いでしょう。

自分の成長のためになにか始めたいという人は、毎日の生活に読書時間を取り入れてみてください。

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