みなさんは読書に関してどのように感じていますか？
効果を実感していて、読書なしでは生きられないと感じている人もいる一方で、もしかしたら効果ないと考えている人もいるかも知れません。
たしかに、読書は小学生時代にイヤイヤやらされることもありますから、思わず読書アレルギーになったりしてしまう人がいても不思議ではないでしょう。
そこで今回の記事では、読書に対して効果ないというスタンスの人へ向けて、おすすめの読書法などを紹介していきます。
読書は効果ないと言う人の3つの特徴
記事の本題に入る前に、まずは読書について効果ないと考えている人の特徴について見ていきましょう。
読書が効果ないと感じている人が読書の持つメリットを正しく得るためには、効果ないと思っている理由から探っていき、原因を究明する必要があります。
ここでは、読書は効果ないと言う人の特徴の中でも主だったものを3つ紹介しましょう。
情報はネット検索ですぐに手に入ると信じている
読書は効果ないと言う人の特徴の一つ目は、情報はネット検索ですぐに手に入ると信じているというものです。
インターネット全盛の現代社会では、数多くの情報がネットで無料で閲覧できますから、わざわざ本を購入して読む必要はないというわけです。
しないほうがいいと思っている
読書は効果ないと言う人の特徴の二つ目は、そもそも読書はしないほうがいいと感じているというものです。
こういった考えを持っている方は、時間がもったいないと考えていたり、お金がかかることを気にしている傾向にあります。
アウトプットがともなっていないため内容を覚えていない
読書は効果ないと言う人の特徴の三つ目は、アウトプットがともなっていないため、内容を覚えていないというものです。
これは、実用書などの多くに言えることですが、書籍から学んだことはアウトプットしないと脳内から、すぐに追い出されてしまいます。
脳は生きるために必要な情報以外は、なるべく排除するように作られているため、きちんとアウトプットをして脳に覚えさせる努力をしないと、記憶は保管されません。
読書には効果ないと考えている人は、このアウトプットがともなっていないため学習の効果を実感できず、効果ないと考えてしまいます。
効果を実感しない読書など存在しない！その理由とは？
さて、前項では、読書に効果ないと感じている人の特徴について紹介しました。
たしかに、どの考え方も、それぞれ一理あります。
しかし、実を言うと読書には、上記のような考え方を一変させてくれるような、途方もないメリットがあるのです。
ここでは、読書には効果ないと感じている人へ向けて、読書で得られる多大なる恩恵を紹介していきましょう。
きっと、読書が持つ魅力に対し共感をしてもらえるはずです。
知的好奇心を醸成できる
読書に向き合うことで得られるメリットの中でも最たるものの一つが、知的好奇心を醸成できるというものです。
有名な哲学者ジョンスチュアート・ミルは、「満たされないブタより満たされた人間である方がいい」という格言を残していますが、この言葉こそが知的好奇心を育むことの尊さを、端的にあらわしていると言えるでしょう。
この知的好奇心を培うことで、表面的な知識だけでは満足できなくなり、より深い学びを求めるようになります。
より深い学びを得たいとする心が定着すれば、どんどん知識が定着していき、ひいては色々なアイデアが次々とわいてくるようになります。
ロジカルな考え方が身につく
ロジカルな考え方が身につくということも、読書することで得られる大きなメリットです。
ロジカルな考え方ができる人は、自然と論理性のある思考ができるようになります。
論理的性のある思考とは、筋道の立った矛盾のない思考のことです。
このような思考ができる人は、何事においても柔軟な判断をしていきます。
たとえば、ある問題をテレビや新聞で取り上げていたとしても、一つの媒体の情報をまるまる信じ込んでしまうことはなく、複数の媒体に目を通してから公平な判断をくだします。
このような判断をくだせる力は、生きていくうえで非常に大きな武器になり得ます。
なぜなら、世の中は割り切れない問題であふれているからです。
答えが「白か黒か」にはっきり分けられる問題は余り見られず、むしろ不確実な答えしかないことがほとんどです。
こういった問題に向き合った際、読書を通じて論理性のある思考を身につけた人は、はっきりとした答えは出せないまでも、ベストに近い答えを打ち出すことができます。
先人の教えから生きるためのヒントが得られる
本の中には、先人の教えがぎっしりと詰まっています。
こういった先人の教えを学び、著者の人生観などを追体験できることも読書の持つメリットです。
なぜなら、自分の尊敬する人物の書いた自叙伝を読むことで、自身の生きていくための指針を得ることができるからです。
たとえば、ブッダの教えには「少欲知足」というものがありますが、この言葉は要約すると、「欲望に満ちた生活では常に乾いたままである。
したがって、欲を抑えて生きた方が幸せになれる」、という意味になります。
この人生訓を得て生きていく際の指針とすることで、少ない富みでも満足した暮らしができるようになり、結果として幸せな日々を送れるようになります。
このように読書には、先人の教えから生きるためのヒントが得られると言えるのです。
そのため、決して効果ないなどといったことはありません。
時間の無駄にならない！読書法3選
続いて、効果ない読書から脱却するための読書法も見ていきましょう。
ここでは、おすすめの読書法を3点取り上げますが、どの方法も時間の無駄にならないものばかりですので、ぜひ参考にしてください。
アウトプットをすると脳に効果が現れる
繰り返しになりますが、本で得た知識はアウトプットをしなければ正しく定着することはありません。
そのため、読書を効果ないものとしないためには、何らかの形でアウトプットをする必要があります。
そこで、まずはアウトプットの前段階として、読書法に工夫を凝らしましょう。
おすすめの方法となるのが、読書をしながら重要だと思った文章や、心を打たれた文章にマーカーを引いたり、メモを残したりして読み進めていくというものです。
この方法を読書に取り入れることで、思考マップの作成アプリを利用したアウトプットが可能になったり、まとめノートの作成に生かせるようになります。
さらに、本の感想を書評としてブログにアウトプットしたり、SNSで重要箇所だけを発信するのもよいアウトプットの手法です。
このような読書法を実践することにより、読んだ内容がきちんと脳に刻み込まれ、効果ない読書から抜け出すことができます。
テーマを決めた読書をする
何らかのテーマについて知見を得ようとしているときに人は本を開くものですが、こういったときは思い切って同じテーマの本を複数冊、読んでみるのもおすすめの読書法です。
この読書法のメリットは、複数の同じテーマの本を一気に読み込むことで、そのジャンルの知識をより深掘りして覚えられることです。
5冊も読書をすれば、知りたいテーマについては相当詳しくなっているはずですから、効果ないこともなくなります。
同じテーマの本ばかりを読むわけですので少々飽きてくるかも知れませんが、そこを乗り越えてしまえば専門知識が豊富になり、上述したように効果ない読書から飛び立つことができるはずです。
すぐに行動に移す
読書で様々なことを学んでも、行動に移さなければ意味がありません。
せっかく得た知識を効果ないものにしないためにも、まずは行動をすることが大切です。
最初のうちは失敗もあるかも知れませんし、間違えて笑われることもあるかも知れません。
しかし、何らかの行動に出たことで、なにがしかの経験が得られます。
その経験こそ、読書を効果ないものではなくするための何よりの成果です。
効果ない読書を一刻も早く終わらせるためにも、本を読み終えたら間髪をいれずに動き出しましょう。
効果ない読書はない！やめとけと言われないように読書法を工夫しよう
今回の記事では、読書は効果ないと感じている人、もしくは本当に効果ないのか疑問に思っている人へ向けて、あなたの人生をより楽しくするための、おすすめの読書法を3点ピックアップして紹介してきました。
読者の方の中には、今までに「読書なんて効果ないからやめとけ」と言われた経験がある方もいるかも知れませんが、本記事で紹介した読書法を試していただければ、そのようなこともなくなるはずです。
効果ない読書から抜け出し様々なメリットの恩恵にあずかって、より充実した暮らしを手に入れてください。
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