読書が好きという人は、様々な本を読んでいると思います。
しかし、どのジャンルもまんべんなく読んでいるという人は少ないのではないでしょうか。
本を読むと、脳が活性化する、仕事に役立つ、知識が身につく、教養が得られる、ストレスが緩和されるなど得られるメリットは沢山ありますが、読むジャンルにより効果は異なると言われています。
この記事では、本のジャンル別にどのような効果を得られるのか詳しくご紹介します。
読書のジャンルは偏りがち?幅広いジャンルを読んだ用が良い理由
より効果的に読書をしたい場合、幅広いジャンルの本を読むのがおすすめです。
読書をする際、読んでいる本が特定のジャンルに偏っているなと感じたことはないでしょうか。
色々な本がありますが、選ぶ際に、自分の興味がある分野から本を探す人は多いでしょう。
自分が興味のある分野に関する本を中心に選んでしまうと、どうしてもジャンルは偏りがちになってしまいます。
そうすると、入ってくる情報は偏り、自分の世界観を広げることにはつながりません。
様々なジャンルの本を幅広く読んでいくことで、様々な知識を得ることができ、世界観が広がるのです。
読書のジャンルは大まかに分けて5つ
本をジャンルに分類すると、大まかに5つに分けることができます。
ビジネス書 | 経営・マーケティング・税務・会計・経済・金融・財政・産業・仕事関連・お金関連・企業や経営者関連・自己啓発 |
---|---|
専門書 | 人文科学・社会科学・理工科学・医学・芸術 |
実用書 | 健康・料理・育児・趣味・スポーツ・美容・冠婚葬祭・旅行ガイド・マップ |
文芸書 | 文学・エッセイ・詩歌・短歌・俳句・戯曲 |
参考書・児童書 | 絵本・童話・学習図鑑・学習参考書・辞書辞典 |
ビジネス
ビジネス書は、経営・マーケティング・税務・会計・経済・金融・財政・産業・仕事関連・お金関連・企業や経営者関連・自己啓発といった内容の書籍になります。
社会人がスキルアップしていくのに役立つ書籍です。
専門書
専門書は、人文科学・社会科学・理工科学・医学・芸術といった内容があり、専門的な分野に関する研究結果などを発表しているものが中心です。
特定の分野で専門的に学びたい場合にも役立ちます。
実用
実用書は、とても身近に感じやすい書籍です。
健康・料理・育児・趣味・スポーツ・美容・冠婚葬祭・旅行ガイド・マップなどが含まれます。
例えば、料理のレシピ本や、健康方法を紹介した本、メイクの仕方やヘアアレンジの本などが実用書です。
また、育児のお悩みを解決してくれる本や、冠婚葬祭のマナーを記した本などもあります。
文芸
文芸本は、文学・エッセイ・詩歌・短歌・俳句・戯曲など文芸に関するものです。
文庫本にも文芸書が含まれています。
文芸書は、読み物のことをさしているので、ジャンルは幅広いです。
参考書や児童書
児童書には、絵本や童話、学習図鑑などがあります。
乳幼児から中学生くらいまでの年齢が読む本をさしていて児童書の中でも細かなジャンル分けがされています。
参考書は、学習参考書や辞書辞典などがあります。
勉強で使われる本で、子どもだけでなく大人が使うものもあります。
読書のジャンルによって得られる効果が違う?
本には、ビジネス書・専門書・実用書・文芸書・参考書や児童書があることが分かりました。
では、それぞれの本でどのような効果が得られるのか一覧表でみてみましょう。
本の種類 | 得られる効果 |
---|---|
ビジネス書 |
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専門書 |
|
実用書 |
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文芸書 |
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参考書や児童書 |
|
この一覧表をもとに、さらに詳しく説明していきます。
ビジネス書の効果
ビジネス書を読むことで、経済や経営に関する知識を得ることができます。
ビジネスの成功方法、戦略なども知ることができ実践できるスキルが身につきます。
また、コミュニケーション能力の向上や、自己啓発など、ビジネスで役立つスキルを身につけることができます。
自己啓発本の場合は、ビジネスだけでなく、心の健康にも役立つ情報があり、メンタルヘルスケア、人間関係の構築など日常生活で役立つ内容も多いです。
専門書の効果
専門書は、専門知識をより深めることができるものですが、専門知識を日常生活に応用させることができるという効果も期待できます。
特定の分野に関して詳しくなりたい場合、専門書は役立ちます。
またその分野の仕事をしている場合、専門書を読むことで、最新の情報を知ることができたり、仕事で役立つ情報を得ることができます。
実用書の効果
実用書は、知識や教養が身につく、スキルアップできる、セルフケアに役立つなどの効果だけでなく、好きなこと、趣味に関する本を読むことでストレス解消にもつながると言えます。
例えば、料理の本であれば、レシピをみてどの料理を作ろうかワクワクしたり、実際に完成させて達成感が得られるなどもありストレス解消になるでしょう。
トレーニングの本であれば、トレーニング方法を学びながら身体を動かすことで、ボディケアもできて、ストレス解消にもつながります。
文芸書の効果
文芸書は、様々なテーマで描かれているものが多く、創造力や想像力を高めるのに役立ちます。
また、ノンフィクションの場合は、歴史や化学、社会問題などについて深く理解することに役立ちます。
ノンフィクション、フィクション問わず、小説では登場する人物に共感することもあるでしょう。
感動する作品も多く、リラクゼーション効果やストレス解消にもつながります。
様々な表現に触れることができるので、言語力や表現力も高まります。
参考書や児童書の効果
児童書は、様々な種類がありますが、代表的なものに絵本があります。
絵本は、物語を通して壮大なテーマが描かれていることもあります。
子供向けと感じる絵本でも、大人が読み新しい発見を得られることもあるでしょう。
創造力や想像力の向上に役立ちます。
また、お子様に読み聞かせしてあげることで、お子様の言語能力の発達にも役立つのが絵本です。
参考書は、知識を深める、理解を深めるために使用します。
勉強でつまづいてしまう部分も、参考書があると分からないところを理解しやすくなっていきます。
辞書は、言葉の使い方について知ることができるので、子どもだけでなく大人も使用します。
知識や教養が身につきます。
社会人におすすめの読書のジャンルは?
社会人が本を読む場合、どのような本を選ぶと良いのでしょうか。
特におすすめの本は、ビジネス書や自己啓発書、小説です。
では、なぜこれらの本がおすすめなのか理由をまとめておきます。
ビジネス書や自己啓発書
ビジネス書は、仕事で役立つものが多いです。
コミュニケーション能力を高めたり、パソコンスキルを高めたりするために役立つ本や経営戦略、マーケティング、営業術など様々な種類があります。
自己啓発本は、成功した人のストーリーが書かれた本や自分の能力を高めるのに役立つ本、メンタルを強くしていくための本などがあります。
成功した人の話を読むと、成功するための秘訣やチャンスのつかみ方なども知ることができるでしょう。
様々なヒント、悩みを解決できる本が沢山あります。
小説
小説は、創造力を高めるために役立ちます。
文字から情報を得ることで、それを頭の中で情景として思い浮かべ、人の心情を理解したりします。
小説は、様々なシーンが描かれているので、それらを頭の中で思い浮かべることで創造力が鍛えられます。
創造力が高まると、新しいアイディアが思い浮かびやすくなる、世界観が広がるなどのメリットが得られます。
また、小説には、沢山の言葉が出てきますので、語彙力を高めることにも役立つでしょう。
色々なジャンルの本を読んでたくさんの効果を得よう
本には様々なジャンルがあることが分かりました。
ジャンルにより得られる効果は異なるので、興味がある内容だけでなく、どのような知識を得たいのか、何を学びたいのかなど目的にあわせて本を選ぶようにしましょう。
特定のジャンルに絞って読むと、専門性の高い知識を身につけることに役立ちますし、深い理解を得られます。
幅広いジャンルを読む場合、知識や視野が広がりやすくなり、新しい発見やアイディアにつながる可能性は高いです。
また、興味や関心の幅を広げていくことにもつながります。
まったく興味や関心がない本は、最初は読みにくいと感じてしまう可能性もあるので、まずは自分の読んでみたい本から選び、少しずつ幅を広げて様々な本を読んでみてください。
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