本をよく読んでいる人は顔つきが違うと言われています。
しかし、本には様々な種類があるため、どのような本をよく読むのかで特徴は変わってくるのです。
ビジネスパーソンがよく読む本の種類としてあげられることが多いのがビジネス書です。
ビジネス書といっても、幅広くジャンルがあり、職種や興味・関心によって選ぶ本は変わってくるでしょう。
この記事では、ビジネス書ばかり読んでいる人にはどのような特徴があるのかまとめています。
ビジネス書とは
ビジネス書は、ビジネス関連のことをとりあげた書籍全般をさします。
ビジネスに関する様々な実践方法について書かれた本が多く、仕事で役立つテクニックを身につけることができるので日々の業務で役立てることができます。
ビジネス書と似ている本として、自己啓発本や専門書がありますが、どのように異なるのでしょうか。
自己啓発本の違い
自己啓発本は、ビジネス書のジャンルのひとつとされています。
ビジネス書の中でも人気のあるカテゴリーとされていて、自己啓発本とビジネス書での、厳密に使い分けはされていないので、自己啓発本をビジネス書としている人もいます。
ただし、自己啓発本で取りあげられることが多いのは、メンタル面なのでビジネスで役立つ精神的な心構え、自分の心の取り扱い方などを書いているものが自己啓発本とも言えるでしょう。
専門書との違い
専門書は、専門的知識を得るための本、専門スキルを磨くための本です。
その職業に就いている人が読む本なので、専門用語も沢山出てきます。
ある分野に特化して知識を得たい、学びを深めたいという場合、専門書が役立ちます。
ビジネス書(自己啓発本)ばかり読む人の特徴
仕事で成功したい、自分を成長させたいという思いが強くある人は、ビジネス書や自己啓発本をよく読んでいる傾向にあります。
では、ビジネス書や自己啓発本ばかり読んでいるという人には、どのような特徴があるのか具体的にみてみましょう。
向上心が高い
ビジネス書ばかり読んでいる人は、向上心が高い傾向にあります。
その中でも、自己啓発本は、メンタル面をケアしていく、成長させていくために役立つ本です。
「今の自分を変えたい」「今よりもっと成長したい」という気持ちがあって読む本なので、向上心が高い人が読んでいると言えます。
目標設定がある
ビジネス書を読む人は、目標を持って行動している傾向にあります。
ビジネス書の中でも、自己啓発本を多く読んでいる人は、自分が設定している目標をクリアするためにどのように行動すれば良いのか知るために本から情報を得ています。
ビジネス書を読むと、自分の能力を高めたり、可能性を高めることにつながっていきますので、目標もクリアしていくことができます。
成功している人や、成果を出している人の本は、体験談も交えて実践できる方法を教えてくれるので有益な情報を得られる本となるのです。
好奇心が旺盛
ビジネス書を読む人は、好奇心が旺盛です。
新しいスキルや知識を身につけることを楽しいと感じていて、どんどんチャレンジしていきます。
そのため、様々なビジネス書を読んでいるのです。
持続的な学びを通して自分を高めようとする人が多いです。
ビジネス書は読むなと言われる理由
ビジネス書は読まないほうが良いという声もありますが、それはなぜなのでしょうか。
ビジネス書を読むなと言われている理由をまとめておきます。
価値観を押し付けられる
ビジネス書を読む際、同じジャンルや同じ著者のものばかり読んでいると、価値観を押し付けられるような気分になるかもしれません。
このような点から、ビジネス書は読まないほうが良いとも言われているのです。
しかし、これを回避する方法はあります。
同じ著者の本ばかり読まず、同じジャンルでは異なる著者のものを2~3冊読むようにしましょう。
そうすることで、共通している点や異なる点を見つけることができ、ひとつの価値観だけを押し付けられているような感じは少なくなります。
様々な価値観、考え方があり、自分の考えがどちらに近いのかということを意識しながら読むという方法が、価値観を押し付けられているような感じにならない読書法です。
自分本位な考えになりがち
ビジネス書を読むと、様々な知識、ノウハウ、情報を得られます。
しかし、書かれていることをどのように解釈するのかは、人により違いがあります。
どうしても読んだだけだと自分本位な考えで読み取ってしまうこともあるのです。
考えの偏りを起こさないためにも、ビジネス書だけではなく、様々な本を読んで自分の世界観を広げておくことをおすすめします。
偉くなった気でいる
ビジネス書を読んだことで、自分は偉くなったと勘違いしてしまう人もいることから、ビジネス書は読まないほうが良いと言われてしまいがちです。
しかし、ビジネス書を読んでいる人は「意識が高い人」というイメージがあり、自分を高めたいと思ってビジネス書を読むことはとても良いことです。
成長意欲がある人は、出世もしやすいでしょう。
ただし、これはビジネス書を読んで、それを実践している人に言えることです。
読んでいるだけで偉くなったような気分になっていては、ビジネス書を読んでも無駄になってしまいます。
中身がない
ビジネス書は、中身がないから読まないほうが良いという意見もあります。
中身がないと言われてしまうのは、「読んだけれど何も変わらない・・・」と感じている人の意見です。
実際は、読んでいて情報を得ているけれど、その情報を活かしきれていないから中身がないと感じてしまうと言えるでしょう。
また、選んだ本が自分に必要な情報が書かれたものではなかったということもあり得ます。
ビジネス書を選ぶ際は、タイトルだけで選ぶのではなく、目次や見出しからどのような情報が得られる本なのかということを、しっかりと読み取り、その本が自分にどのように役立ちそうなのか考えたうえで選ぶようにしましょう。
そうすることで、中身がないと感じにくくなります。
ビジネス書を読む人は嫌いと言われないようにするための方法
「ビジネス書を読んでいる割に成長していない」「ビジネス書を読んでいるのに仕事ができない」ということがないようにするためには、ビジネス書を読むだけでなく、仕事にしっかり活かしていくことが重要です。
読んだだけにしないこと、ビジネス書だけでなく色々なジャンルの本を読み色々な観点から知識を得ることで、ビジネス書を読む人は嫌いと言われずに済むでしょう。
インプットしてアウトプットする
ビジネス書には、沢山の情報が詰まっています。
しかし、その情報を得るだけでは仕事に役立てていくことはできません。
まずは。
読む前にその本を読む理由を明確にしましょう。
目的がはっきりすることで、自分に必要な情報をしっかり得ることができますし、集中して読めるので、必要な情報がインプットされやすくなります。
読んでいる時は、ただ流し読みするのではなく、自分自身の考え、経験も照らし合わせます。
そして新しい考え方ややり方を知り、それを実践に活かせるようにしていきます。
せっかく得た新しいアイディアや知識は、活かしていかなければ意味がありません。
活かしてこそ、ビジネス本を読んだ意味があるので、インプットとアウトプットを意識しましょう。
別ジャンルの本を読む
ビジネス書は、確かに仕事で役立つ情報を得ることができますし、自己成長に繋がります。
しかし、ビジネス書だけに偏るのではなく、小説や文芸、実用書などその他のジャンルの本も読むことをおすすめします。
他のジャンルも読むことで、様々な観点から知識が得られるようになるので、知識の偏りも減らすことができますし、仕事でも私生活でも役立つ感性を磨くことができるでしょう。
例えば、小説を読むと、共感力を高めることができますし、想像力も養われます。
実用書では、日常生活で役立つことを知りたい分野や興味のある分野に絞って知ることができます。
ビジネス書ばかりを読むだけでなくしっかり活かそう
ビジネス書は、自分の成長に役立つ書籍です。
しかし、情報をインプットしているだけでは、役立てていくことはできません。
新しい情報を得たら、それをどんどん仕事で活用していきましょう。
活用することで、ビジネス書による成果を出すことができるのです。
ビジネス書を読んでいるという人は、読むだけで終わるのではなく、その中で自分ができることからはじめていくことをおすすめします。
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